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宅地造成で担う土木工事の内容とは

宅地造成で担う土木工事は、山林や農地、傾斜地などを住宅用地として安全に利用できる状態へ整備する一連の基盤工事のことを言います。単に土地を平らにするだけでなく、地盤の安定性や排水性、周辺環境への影響まで考慮して施工されるのが特徴です。

主な作業のひとつが、造成工事の基本となる切土・盛土です。

地盤の高低差を調整し、設計された高さに整地していきます。この整地の際には、地盤の締固めを十分に行い、沈下を防ぐことが重要です。軟弱地盤の場合は、地盤改良工事を実施し、柱状改良や表層改良などの方法で支持力を確保します。

次に重要なのが擁壁工事です。高低差のある宅地では、土砂の崩壊を防ぐためにコンクリート擁壁やブロック擁壁を設置します。宅地の安全性を左右する重要工程で、構造計算に基づいた施工精度が求められます。

排水設備の整備も宅地造成に欠かせません。雨水や生活排水を適切に流すため、側溝や集水桝、排水管などを設置し、敷地内に水が滞留しない環境をつくることにより、地盤の劣化や近隣トラブルの防止につながります。

さらに、造成後の仕上げとして整地・区画工事、道路の築造、上下水道の引き込み準備なども行われます。分譲地の場合は、境界標の設置や造成検査への対応も重要な業務です。

このように宅地造成の土木工事は、見た目を整えるだけでなく、住宅を安全に建てるための基盤づくりそのものとなることから、適切な設計と確実な施工が、将来の不同沈下や排水不良などのトラブル防止に直結する、非常に重要な工程となっています。

2026.02.20